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■Ehrman Tapestry
Ehrman Tapestry は25年前に
Hugh Ehrman が Kaffe Fassett と共同で創設しました。当時からのデザイナーは、今でもニードルポイントの世界に新鮮な息吹を吹き込み続けています。
この数年、Ehrman Tapestry のキットが違ってきたとよく言われます。なぜなら、ウールを自前で生産することが可能になり、自社の工場でキットをパックするため、似通った色もわかりやすく仕分けすることができるようになったからです。また、必要なウールの量もコンピューターで計算されるため、製作している途中で不足するといったトラブルも格段に減りました。ここにいたるまで非常に時間がかかりましたが、皆様の温かいご支援の賜物と感謝しております。
2003-04年のカタログより、Beth
Russell が加わりました。私は
Beth が1980年代にロンドンの Royal
School of Needlework で仕事をしていたときに初めて出会いましたが、彼女は長年の研究により、彼女自身の
William Morris の解釈、表現を完成させました。
Hugh Ehrman
■デザイナー
Kaffe Fassett
いまさらここでご紹介するまでもないことですが、私は25年前に Kaffe と仕事をはじめました。年月を経て、彼はわが社の筆頭デザイナーとして大成したばかりではなく、世界のテキスタイルアーティストの一人としてその名を馳せるにいたりました。
Kaffe は両親が Orson
Welles から購入したというアメリカ・カリフォルニア州 Big
Sur にあるログキャビンで育ちました。”荒削りの丸太小屋だったけれど、東洋的なじゅうたんがしいてあり、中国から取り寄せたというつぼも置いてあったことを覚えているよ。”
今では Kaffe の作品は世界中に知れ渡るところとなり、海外での講演にもよく招かれます。第3世界にも出かけ地域の人々と生活をともにして織物を生産したり、西洋諸国との貿易の橋渡しをしたりもしています。
最近では彼は Royal
Shakespeare Compnay 主催の”As You
Like It”の舞台装置をてがけました。 |
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Margaret
Murton
”私は音楽と芸術を学びましたが、この15年間は音楽の仕事についていました。しかし、絵筆を手放すことはありませんでした。”
Margaret は古い時代のテキスタイルの構図に造詣が深く、博物館やギャラリーから多くのものを吸収していました。また、散歩の大好きな彼女は、地方の風景からも多くのインスピレーションを得ました。
”散歩は見るものがたくさんありわくわくします。帰ってくるときは必ずといっていいほどアイディアで頭がいっぱいです。どの季節も私に何かを語りかけてきますが、春はエネルギッシュな緑がすばらしく、私はそれを春の花火と呼んでいます。”
Margaret はナショナルトラストと共同でワークショップを開いたり、講座を開講したりしています。 |
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Raymond Honeyman
Raymond は幼いころから絵を描いて過ごしてきました。大学時代は絵画を学びましたが、後にテキスタイルデザインに転向しました。”私は模様の美しいものに惹かれていたので、デザイン関係の仕事につきたいと考えたんだ。”
そして大学卒業後は、Liverty、Viyella、Collier
Campbell などのイギリスの著名なテキスタイル関係の会社で仕事をしてきました。
”色を吟味し、その中でバランスをとるという仕事は私にとって生涯の悦びです。これはテキスタイルデザイナーにとって不可欠の技術であると学生たちにも言っています。自分のセンスを磨き、表現することができるのですから。” |
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Magie Hollingworth
紙漉きアーティストである Magie
Hollingworth はイーマンタペストリーのデザイナーたちへのよい刺激剤となっています。彼女の作品は芸術の奔放さと緻密さを統合したものであり、自分でデザインしたものは必ず自分で刺してみて色のバランスを確かめています。
”私のキャリアは画家から始まったけれど、今では刺繍にかかわる年月のほうが長くなっています。絵を描き、紙を漉き、刺繍をする。私はその日々に価値を見出しています。”
”私はそれぞれのデザインは輪郭しか見ていません。輪郭の中はマジックであり、イメージを膨らませながら刺繍に集中しています。” |
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Candace
Bahouth
イタリア系レバノン人の血を受け継ぐニューヨーカー
Candace Bahouth は、ここ30年、イギリスの地方の面影を強く残している Somerset に住んでいます。
彼女はタペストリーアーティストとしてその名がよく知られており、大きい作品はロンドンの Victoria
and Albert Museum にも展示されています。また、数年前には、Winchester
Cathedral のウォールハンギングのデザインを依頼されたりもしました。当然のことながら、ニードルポイントはタペストリーの延長上にあり、彼女はわが社のために10年以上にわたってキットのデザインを手がけています。
色をブレンドすることにより、彼女は壮麗で芳醇なデザインを創造してきました。私たちの毎年作成するカタログに掲載する色彩豊かなクッションの数々、特に、中世を偲ばせるデザインは彼女の得意とするところです。
彼女は Kaffe と共同で2001年3月に Bath の American
Museum で展覧会を開き、また、最近では彼と共著でモザイクに関する書籍も出版しました。 |
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Elian
Mcready
Elian の芸術的でかつ喜びあふれるような色彩感覚によって、ニードルポイントデザインは輝きを増し、精神的な世界へ私たちを導きます。彼女は
Liverpool College of Art や Newcastle で芸術や写真を研究してきました。
BBCドラマ作成部でのアシスタントの経験を経て、ロンドンに住まいを移し、Kaffe と仕事を始めました。
”Kaffe との仕事は私にとって大いなる挑戦であり、いつも挑戦した以上の豊かなものが私に返ってきました。私の芸術家としての人生において影響を受けたのは、ほとんどが彼からだといっても過言ではないでしょう。”
その後彼女は自分が育った North
Wales に戻り、自分の工房を開き、絵画やニードルワークに励んでいます。
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